貨物盗難を解決する新追跡ラベル、Samsaraが発表
Samsaraが開発したBLE搭載の使い捨て追跡ラベルが、貨物盗難のリアルタイム追跡を可能にし、物流業界のセキュリティ向上に貢献する。

公開日時: 2026年6月25日 7:09
貨物盗難に悩む物流業界に朗報
物流業界では、年間数十億ドル相当の貨物が盗難被害に遭っています。特に、高額な電子機器や医薬品などが狙われやすく、従来の追跡手段では限界がありました。そこで、IoTプラットフォーム企業のSamsara(サムサラ)が、新しい追跡ラベル「Samsara Tracking Label」を発表しました。このラベルは、Bluetooth Low Energy(BLE)技術を活用し、使い捨て可能な小型パッケージでリアルタイムの位置情報を提供します。
BLE搭載の使い捨てラベル
Samsara Tracking Labelは、シール状のデバイスで、荷物やパレットに貼り付けて使用します。内部にはBLEビーコンとセンサーが内蔵されており、周囲のSamsaraゲートウェイや対応するスマートフォンと通信して位置情報を送信します。従来のGPSトラッカーに比べて低コストで、バッテリー寿命も長く、使い捨てが可能なため、返却の手間がありません。これにより、物流チェーン全体での可視性が向上し、盗難発生時の迅速な対応が可能になります。
リアルタイム追跡で盗難防止
このラベルの最大の利点は、リアルタイムの位置追跡が可能なことです。荷物が予定ルートから外れたり、不正に開封されたりした場合、即座にアラートが送信されます。Samsaraのクラウドプラットフォームと連携することで、物流管理者はダッシュボード上で全貨物の位置を一目で把握できます。また、過去のデータを分析することで、盗難のパターンやリスクの高いエリアを特定し、予防策を講じることも可能です。
導入事例と今後の展望
Samsaraは既に、大手運送会社や小売業者とのパイロットプログラムを実施しており、盗難率の大幅な低下を確認しています。例えば、ある電子機器メーカーでは、このラベルの導入後に盗難被害が80%減少したと報告されています。Samsaraは今後、さらに小型化やコスト削減を進め、中小企業でも導入しやすい価格帯を目指すとしています。
日本の物流業界でも、EC市場の拡大に伴い貨物盗難が増加傾向にあります。Samsara Tracking Labelのような技術が、セキュリティ強化の切り札となるかもしれません。
PubHub 編集部
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