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Fox News、トランプ支持の虚偽報道で名物キャスターを電撃解雇

Fox Newsが、名物キャスターのマリア・バルティロモを電撃解雇。2020年大統領選の陰謀論を拡散した責任を問われた。

公開日時: 2026年9月7日 7:01 · 更新: 2026年9月27日 22:48

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Fox Newsがマリア・バルティロモとの契約を打ち切り

米大手ケーブルニュース局Fox Newsは2026年9月3日、長年出演してきたアンカー、マリア・バルティロモ氏との契約を即日解消したと発表した。同局は声明で「バルティロモ氏の在籍に感謝するが、今後は当社の方向性と一致しないため、別々の道を歩むことになった」と述べた。

「マネー・ハニー」の栄光と転落

バルティロモ氏は、CNBCで証券取引の生中継リポーターとして「マネー・ハニー」の愛称で親しまれた後、2014年にFox Newsへ移籍。以来、経済番組の顔として活躍し、視聴率の牽引役を担ってきた。しかし、2020年の大統領選挙を巡り、彼女が番組で「選挙が盗まれた」とする根拠のない主張を繰り返し放送したことが問題視されていた。

ドミニオン訴訟がもたらした影響

選挙機材会社ドミニオン・ボーティング・システムズ社は、バルティロモ氏とFox Newsが虚偽の陰謀論を流し自社を誹謗中傷したとして、総額16億ドル(約2300億円)の損害賠償訴訟を提起。2023年、Fox Newsは同社との間で7億8750万ドル(約1100億円)の和解合意に達した。この訴訟では、内部メールからバルティロモ氏が「視聴者が求めるから」と事実確認を怠っていたことが明らかになり、彼女の報道姿勢が厳しく批判された。

Fox Newsの対応と今後の行方

今回の解雇は、訴訟後も続けられていたバルティロモ氏の番組降板を求める声を受けた形だ。同局は視聴者離れを防ぐため、彼女の番組を打ち切らずに様子を見ていたが、ついに決断したとみられる。バルティロモ氏は自身のSNSで「これは私の意思ではない。Fox Newsに長年尽くしてきたことに誇りを持っている」とコメントしている。

米メディア業界では、政治家や有名人の発言が訴訟リスクを高めるとして、ニュース局が「毒にも薬にもなる」人気キャスターを積極的に切り離す動きが加速している。バルティロモ氏の去就は、日本のテレビ報道にも一石を投じるだろう。

唐

唐澤 あきら

Full stack 技術者

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